若狭・小浜市の釣り情報

若狭・小浜市の釣り情報。釣具屋「マーメイドつり具」が、春夏秋冬、季節を問わず旬の現地情報をお届けします。

名人達の覚醒

2008年03月25日（Tue）

３月も半ば過ぎになって、ようやく釣果がいろいろと聞かれるようになってきた所である。
名人達が目を醒ましたのであろうか。
そして　春先の狙い目といえば、やはり　チヌという事になっている様で小浜市海岸通沿いのテトラや小浜新港のテトラなどに好ポイントが有るという。

地元のチヌ名人T氏、２月末頃より起動開始、市内数箇所のポイントを漁り結果　海岸通と新港のテトラでチヌを獲たのであります。
Ｔ氏は、撒き餌無しでボケを投げ込みピンポイントを狙うといった　まさにハンターのやり方で今シーズンは30-46cmを３尾上げている。
また　同氏によれば新港のテトラにはかなりの大物が潜んでいるようで２回のハリス切れによるバラシがあったとの事で今後の期待も大きいところである。

小浜海岸通テトラで釣り上げた46ｃｍのチヌ（3/22）

名人の偉業は筏においても同様である。
神戸市のスズキ名人Ｎ氏、本来は筏でのエビマキ釣りが専門であるが今回は２人で30杯もの活きエビを撒き倒し、結果40-50cmのハネを３尾　そして、ついでに35-46cmの良型チヌを６尾というのであるから驚きである。
この名人芸には勝てないと思う。
筏と言えども　まだ春先の難しい時期の中で　この２人だけは仏谷の筏で怪気炎を上げていたのは事実であろう。

Ｎ氏ら2人、3/15仏谷の筏での釣果

名人の中の名人、別名　甲ヶ崎のイツキ（居付き）とも言われているＫ氏（神戸市）が釣り上げたのは当然の事なのであろう。
今回の獲物は52cm-2.8kgと今期最大のチヌであったが同氏にとっては並のクラスであるという。
本来なら60cm以下はリリースであるとの事であるが　今回は私の魚拓練習用にと特別にキープしてくれたものであった。

名人の思いやりを無駄にすると罰が当たると思い可能な限り魚拓を取りまくったが、決して上手くできたとは思わない。
下手な魚拓も、何枚も取っているうちに「このチヌも活きていた時には　こんな感じで泳いでいたのかなぁ・・・」などと思えるようになったのは事実で　ついには少し切なくも感じる様になった
しかしながら、それ以上に、このチヌ　「いかにも美味しそう」と感じたのは隠せない事実である

名人とは普通の釣り好きの人と違い　釣れる時になれば確実に釣ってくる人のことを言うのであろうか　強いて言えば釣れる時しか行かない人なのかもしれない。
ならば、我々家内のように釣れようが釣れまいが年中竿を手離せない者のことを何と呼ぶのであろう？　あえて餌を使わず　わざわざ味も臭いも無いルアーを使うなんて有り得ないような釣りをしているのである。
メバルやガシラは餌釣りに負けない位に釣れる事はある　しかし　年に一度か二度、或いは３年に一度　有るか無いかの一瞬に賭けているという何か神秘的魅力に取り付かれた長年に渡る思いというのも有る。
我々家内のほとんどは５０歳を越えている　持続力や堪え性はだんだん無くなりつつあるが　最初のやる気だけは満々で雨、風、雪をも恐れていない　いわば　達者な者ばかりで、これぞ正に「達人」と言うべき者なのかもしれない。

達人たちにおいても　春先は少し賑やかである。
忍耐を強いられるサクラマスとは違いヒットチャンスが比較的多いスズキが始まり、そしてこれにサツキマス、メバル、アオリイカと続くのである。
3/18　北川河口でハネのクラスがルアーで数尾上がりこれが幕開けとなっている。
晴耕雨読とも言うべきか、昼間はマス　夜間はスズキ　雨が降ればルアーの針を磨くという様な事である。

＜船釣り情報　名人も苦戦か？＞
２月まで大釣りが期待できたメダイは時期的なものか下降気味でヤリイカについても不調となっているが、そのような中　マイカが上向き始めている。

わかさⅡ　3/16の釣果は次のとおり　（3人の釣果）
　　　メダイ　50cm級　　　　２尾
　　　アジ　　25-30cm ６０尾
　　　カワハギ　30cm級　　１０尾
　　　マダイ　28-30cm ５尾
（わかさⅡ：仕立のみ　６人まで　　連絡先　TEL 0770-53-2726 マーメイドつり具）

泰正丸　　3/22の釣果は次のとおり　（5人の釣果）
　　　メダイ　　　　50-65cm 8尾
　　　オキメバル　　20-25cm 12尾
　　　カワハギ　　　30-35cm 3尾
（泰正丸：乗合.仕立どちらもOK　15人乗り　夫婦船　一人10000円　TEL 0770-52-1137（木谷）
　詳しくは http://www.minnaga.com/taisyoumaru/　

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